朝礼ネタ:節約と自己投資
(例文)節約と自己投資
皆さんは貯蓄をされていますか。
家族のことや、老後の生活など、いろいろ見通しが立ちにくいと感じる世の中です。このような状況では、老若男女を問わず、少しでも蓄えを増やしておきたいと考える人は少なくないでしょう。
総務省の家計調査でも、1世帯あたりの貯蓄額が3年連続で増加し過去最多額となっています。世帯間の格差が大きいので一概には言えませんが、将来のために蓄えておきたいと言う風潮は強いと思います。
では、貯蓄のために、皆さんは何をするでしょうか。
手元に残すには、収入を増やすか支出を減らすしかありませんから、そう問われれば、まず「節約」と答えるでしょう。食費を削ったり、趣味を削ったり、とにかく無駄をなくす努力をすると思います。
しかし、その判断のときに、大事なことまで無駄として削ってはいないでしょうか。
一見無駄に見えても、将来の自分にとって重要なものはあります。
雑誌などなくても、生活にはそれほど影響は感じませんが、蓄積することで先々有用な情報源となるかもしれません。
趣味に使うお金も、心の豊かさや、視野を広げるきっかけになるかもしれません。
つまり、蓄える必要があるのはお金だけではないと言うことです。お金を自分に有用な情報や経験に交換し、能力として蓄えていくのも大切な「貯蓄」です。
当たり前のこととは思いますが、節約を考えたとき、無駄に見えるものの中にそれらが入ってくる場合が多いのではないでしょうか。
仕事においても、業務とは関係の薄い情報収集など、一見無駄に見えて、実はそうではないことは多いと感じます。
これから先、何事も広い視野で見て、自らの糧としていける目を持てるよう努力していきたいと思います。
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