朝礼ネタ:春はあけぼの、コロナ禍の春
(例文)春はあけぼの、コロナ禍の春
清少納言が「春はあけぼの」と読んだのは今からもう1000年も昔の事。
しかし、この歌は日本人の心に草木が芽吹く季節を待ちわびる春のイメージを定着させて来たのではないでしょうか。
これに続く「やうやう白くなりゆく、山ぎはすこしあかりて・・・」の部分は、山の輪郭が少し明るくなって朝日が顔を出そうとしている瞬間をとらえたものです。
これから始まる躍動する一年の開始を告げているようです。
しかしながら、今年は昨年に続いてコロナ禍での2回目の春となり、躍動どころか重苦しい雰囲気が私たちの心を包んでいます。皆さんは、行動を制限されて忍耐を強いられている日々を送られていることと思います。桜を楽しむことも、今年も我慢しなければならないかもしれませんね。
ワクチンの効果やウィルス変異株の出現が今後の行方にどのように影響するか不透明なところがあり、この感染がいつまで続くのか現時点でははっきりしていないのが現状です。
とはいうものの、それは結局は時間の問題であり、朝日が必ず昇るように、いつかは必ずこの状況を克服できる時がやってくるのも、また、事実でありましょう。
その時、この「春はあけぼの」という言葉も、例年に優って、いのち芽吹く季節の尊さや日常生活のありがたさを味わわせてくれるのではないでしょうか。
皆さん、もう少しの辛抱していきましょう。
コメント