朝礼のスピーチが苦手
みんなの前に立つと頭が真っ白になる・・・
皆さんも経験あるのではないでしょうか?
人前で話すときに足が震えたり、声が出なくなったり、過度な緊張をしてしまうこと。ありますよね。
この記事では、人前でのスピーチが苦手な方向けに、堂々と話せるようになるための克服法を5つ紹介します。
全て行うのも良し。効果がありそうだな。っと思ったものだけを試してみるのも良しです。
是非、気軽に肩の力を抜いてご覧ください。
そもそもスピーチでは緊張する人が多い
克服法の前に、そもそもスピーチでは緊張する人が多いという話からしたいと思います。
スピーチの苦手克服法の前提として、自分だけ緊張している・スピーチが苦手と思っているわけではないということを知っておいてほしいからです。
アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所が運営する『青山ハッピー研究所』が「あなたは緊張しやすいタイプですか?」というアンケートをとりました。
なんと全体の8割以上が「緊張しやすい」「あがり症」と回答していることがわかりました。
また、同様に「どんなシーンで緊張するのか?」というアンケートもとっています。
1 | 大勢の前で話・スピーチをするとき | 82.2% |
---|---|---|
2 | 初対面の人に会うとき | 36.5% |
3 | 新しい職場や仕事をするとき(人事異動など) | 35.6% |
4 | プレゼンや報告を行うとき | 27.8% |
5 | 発表会や演奏会のとき | 26.7% |
6 | 資格取得、入社試験や面接のとき | 26.4% |
7 | 苦手なことを無理にさせられると(カラオケ、料理、運転など) | 20.0% |
8 | 経験のないことをしなければならないとき(仕事、一人暮らしなど) | 17.7% |
9 | 電話で人と話すとき | 16.4% |
10 | 目上の人(上司、社長、年配者など)と話をするとき | 13.3% |
「大勢の前でのスピーチ」が1位という結果になりました。
「よく自分はあがり症だから」と言う人がいますが「スピーチで上がるのは当たり前」で「自分の力の100%を出せる人はいない」ということを覚えておきましょう。
人前で堂々と話せるための5つの克服法
それではここからは、実際に人前で堂々と話すためにはどうすればいいのか。
5つの克服法を取り上げたいと思います。
一つずつ紹介していきます。
場数を踏む
まず一番効果があるのは、場数を踏むということです。
「場数?そんなのわかってるよ」
と言われるかも知れません。
しかし、慣れに勝るものなどはありません。とにかく多くの経験することでスムーズに話すことができるようになるし、緊張も少しずつ下がっていきます。
「そもそも場数を踏むというけど、慣れるまではどうすれば?」
「本番を練習代わりにしたくない」
そういう気持ちを持つかと思います。
そんな方に、本番でスピーチをする前に簡単に場数を踏む方法を2個紹介します。
家族や友人に聴いてもらう
身近にいる家族や友人に聴衆役をお願いする方法です。
人から見られていることを意識できますし、失敗しても大丈夫。最後にフィードバックを受けることを忘れずにしましょう。
動画で撮影する
そもそも、家族に見られたくないし、そこまでお願いできる友人がいない。という方は、スマホで自分がスピーチしている所を動画で録画しましょう。
動画で撮影することで、緊張感が生まれますし、後から振り返ることも可能です。知らなかった自分の癖なども発見できるし、「スピーチが苦手だと思ってたけど他の人と対して変わらない」ということにも気付くことができます。
内向きのエネルギーを外向きに変える
続いての克服法は、内向きなエネルギーを外向きに変えるという方法です。
人間には、内向きな人と外向きな人の2種類に分けることができます。
エネルギーを自分に使っているか、それとも周りの人に使っているかの違いです。
つまるところ、自分に意識が向いている人と、自分以外の人に向いている人ということです。
あなたはスピーチをするときにどこに意識を向けていますか?
噛んだら恥ずかしい
変なこと言ってしまったらどうしよう
声が震えてるのに気づかれたくない
頭が真っ白になったら話せるか心配
これ、全て自分に矢印が向いていることをお分かりでしょうか?
自分に矢印が向いていると、常に不安がつきまといます。
そして他人の評価の中で生きることになるので、上手くいっても失敗しても自信はつかないのです。
一方、外向きに意識を向けてみるとどうでしょう
この大切なことだけはどうしても伝えたい
あの人にだけはわかってほしい
しっかり聞いてくれて嬉しい
スピーチ中にこう思ったことはありますか?
外向きに矢印を向けることで、自分の評価なんて気にせずに話をすることができます。
そして、上手くいけば自信に繋がるし、噛んでも落ち込むことはありません。伝えたいことが伝わればそれだけでいいからです。
一日一回、身近な人に気持ちを伝える時間を作る
今日あった嬉しい出来事
今日食べた美味しかった料理
を身近な人に最低でも一日一回、言葉で伝えましょう。
自分の言葉で伝えることによってスピーチの練習にもなります。
ポイントは出来るだけ五感を使って表現すること。
ただ単に
「今日お昼に〇〇で食べたパスタ美味しかった」
ではなく
「今日お昼に〇〇で食べたパスタなんだけど、ものすごくニンニクの香りが効いてて、麺もちょうどよいモチモチ感で美味しかった」
というように、なるべく五感を使って表現することです。
五感を使う理由には、思い出しながら考えて話すことで、表現力を鍛えることができ、同時に相手に話を伝える力をつけることが出来るからです。
スピーチでは聞いている人にいかに想像させるか、引き込ませるかが重要なポイントです。
日頃から口数が少ない人やぶっきらぼうと言われる人にはかなり効果的な方法なので試してみてください。
失敗したときを想定しておく
スピーチが苦手な人には完璧主義者が多いです。
一回も噛んではいけない
緊張してはいけない
声が震えてはいけない
そうやって自分を追い込んで、どんどん緊張という沼にハマっていってしまうのです。
その対策として、失敗することをあらかじめ想定しておくことが心の余裕になります。
例えば
頭が真っ白になったときに言う言葉をあらかじめ決めておくこと
声が震えてしまったときは、緊張して声が震えてしまったことをスピーチに盛り込んで伝えてしまう
などです。
そして大事な心がけは60点でいいということ。
100点でも、80点でもなくていいんです。
60点でいいんです。
ちなみに、スピーチを実際に行う舞台に立つことが出来れば50点、声を出すことが出来れば10点です。
人前で声を発するだけで、もうすでに60点は超えているので安心して臨みましょう。
自分にポジティブな言葉をかける
自分に対して「大丈夫だ」という言葉をかけることで、自信を持って緊張を克服できます。
自分自身に話しかける言葉をセルフトークといいます。
これは頭の中で考えていることや想像していること、ひとりごと、全てを総称した言葉ですが、人は一日平均4万回から6万回セルフトークを行うといわれています。
このセルフトークを肯定的な言葉で行うことで前向きな性格になっていくことがわかっています。
ーでない。ーじゃない。
という言葉を使うこと辞め
こうなりたい。という願望や
こうなるんだ。という肯定的な言葉を使うことで、約3ヶ月で前向きな性格に変えることが出来るそうです。
不安や否定から入るマイナス思考は成長の妨げになります。
ポジティブに楽しく仕事を出来るように自分自身を変えることから始めていきましょう!
最後に|スピーチ力は必ず成長する
人前でスピーチが苦手な方に5つの克服法を紹介しました。もちろん、いきなりスピーチが上達して、緊張がゼロになるわけではありません。
120%の緊張が80%になり、70%になり、50%になる。
そうやって少しずつ緊張というものは軽減していきます。
それと同時に自分に余裕が生まれて、今まで発揮できなかった力が少しずつ発揮できるようになります。
今日からスタートでもまだ間に合います。
今日が一番若い日です。紹介した5つのポイントを意識して取り組んでみてください。
また、こちらの本も参考になりますので、気になった方は手に取って読んでみてください。
超カンタン! あがらずに話せる正しい方法48
人前に出てもあがらずにいるための極意を学べます。
明日から実践できそうなものから練習が必要なものまで様々な方法が紹介されているのでお勧めです。
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