朝礼ネタ:ワクチンパスポート各国で発行の動き
(例文)ワクチンパスポート各国で発行の動き
新型コロナウイルスのワクチン接種が国内でも始まりました。
医療従事者や高齢者の方々が優先になりますので、私達が受けれるのはまだまだ先のようです。
そんな中、世界に目を移すとワクチンが進んでいる国では、ワクチンパスポートの導入の検討も始まっているようです。
実際に最も接種が進んでいるイスラエルでは、ワクチンの証明書がすでに発行されています。
EUでもデジタル証明書「グリーンパス」を発行するための法案を月内に提示すると発表がありました。
パスを提示することで、現在は制限されている観光目的での国境間の移動が出来る様になるといいます。
ワクチン接種の有無に加えて、PCR検査の結果や新型コロナの感染歴なども記録するとのことで、本格的な経済活動の再開が期待されます。
しかし、この動きには否定的な意見も少なくありません。
ひとつは、妊婦やアレルギーを持つ人はそもそもワクチンを接種することが出来ません。
接種者による、非接種者への差別行為が起きないか。
実際にヨーロッパではコロナウイルスが流行った出始めに、アジア人差別が各地で問題になりました。
ウイルスとの戦いが人間同士の戦いに変わり、人間の愚かさを痛感しました。
これが再び起こる可能性があるということです。
そして、もう一つ大きな問題として、ワクチンを接種したからといって新型コロナウイルスにならないわけじゃないということです。
重症化を防ぐ一つの予防策にすぎません。
むしろワクチンパスポートを手にした無症状のコロナ感染者が各地で活発に動けることになり、ワクチン接種が進んでいない国でパンデミックが起きる可能性も否定できません。
早く経済を回さなければいけないということはわかりますが、一時的な経済活動の再開よりも長期的にみてコロナを収束するためにはどうすればいいのか。
日本でもおそらくワクチンパスポートの議論がされます。そのときに弱者が住みにくい国にならないようにしてほしいと思いました。
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