
朝礼ネタ:急ぐときは焦らずにやる
(例文)急ぐときは焦らずにやる
人は急いでいると、誰しも近道がないかと探しがちですが、普段やりなれていないことをすると、思わぬ手間やミスによって、かえって時間がかかってしまいます。
「急がなければ」という気持ちが強いほど、注意が散漫になり余計なミスに繋がるため、まず焦らずできることを確実にやっていくことが大切です。
「遠回りではあっても、急いでいるときこそ確実に通れる道を行く」ということわざ「急がば回れ」の語源は、室町時代に詠われた和歌と言われています。
当時、東から西へ向かうとき、琵琶湖の南にある矢橋から出ていた渡し船が便利とされ、多くの人が利用していました。
しかし、比良山から吹き下ろす強風に見舞われると難航し、転覆する危険性もありました。
「早く到着するものの、危険を伴う可能性がある水路より、遠回りでも安全な陸路のほうが近道になる」というのが、「急がば回れ」の由来です。
自分の不注意ではなくても、思わぬ事故に見舞われる可能性もあります。
「回りくどいやり方でも、ミスがなくスムーズに進むこと以上のものがなく、理想的」と、このことわざを通して学びました。
「急がば回れ」と似たことわざ「急いてはことを仕損じる」も、急いでいると余計なミスをしてしまうことがよくわかります。
以前人から言われた「ゆっくり早くやる」も、「焦らず着実にやりなさい」ということでしょう。
急ぐあまり焦りが生じると、厄介ごとがいろいろ起こります。
早くやろうとするのがよいことであっても、焦らないようにしっかり事前準備をしたうえで、物事を進めていくことが大切です。
これからもことわざの教訓を何度も思い返し、ミスがないよう心がけていきたいものです。
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