朝礼ネタ：女子レスリング須崎選手から学ぶ-「ツキ」を引き込めるようになるためには-(例文付き)

（例文）女子レスリング須崎選手から学ぶ-「ツキ」を引き込めるようになるためには-

スピーチ時間：およそ2分30秒

先日無事開催が終了した「東京オリンピック」。日本選手団は過去最高の27個の金メダルを獲得し、新型ウィルスでの自粛でダメージを受けた私達日本国民に多くの感動を届けてくれました。

1年開催が延期という異例の事態となり、予定通り、昨年の開催であれば、金メダルを獲得できていた選手の方々もおられたことでしょう。

反対に昨年の開催だったならば、金メダルに手が届かなかった選手の方々もいます。

女子レスリングの48㎏級に出場し、初戦から決勝戦までの全試合で、相手に1点も与えず、テクニカルフォールの圧勝で金メダルを獲得した須﨑優衣選手は開催が1年延期になったことで、代表の座を勝ち取りました。

この階級で日本代表になることは、オリンピックで金メダルをとることよりも難しいという意見もあります。須﨑選手は見事に「ツキ」を引き込み、オリンピック代表の座を勝ち取り、金メダリストになった訳ですが、「ツキ」を引き込むことが出来た最大の要因は、新型ウィルス蔓延下の不安な社会情勢にもめげず、日々の努力練習の積み重ねを怠らなかった自分自身の姿勢にあると思います。

日々の努力と練習の積み重ねを毎日しっかりと行うことで、自分自身に「誰にも負けない」という自信と自負が生まれ、対戦相手にもそれが伝わることで、相手にスキが生まれ、自分が優位に立つ、そしてその圧勝劇を見たライバル選手たちが「この選手に勝つのは難しい」と戦意喪失することで、次の試合も優位に立てる、そこで圧勝することにより、さらに自信と自負が強くなる・・・といった具合に好循環が繰り返され、「ツキ」が転がり込んでくると思われるからです。

「凡事徹底」という言葉がありますが、基本的なことをおろそかにせず、コツコツと日々の努力を積み重ねることで、私達も「ツキ」を呼び込める環境を整えたいものです。