
朝礼ネタ:将来を見据えた管理方法を
(例文)将来を見据えた管理方法を
植物の葉を食べるハムシという昆虫がいます。
ハムシ自体は全く珍しい種ではありませんが、ある時、ハムシのグループで全身にトゲのある珍種が見つかったのです。
研究者はこれを従来のハムシと分類してトゲハムシ、通称トゲトゲと命名しました。しかしトゲハムシを研究していくと、ある新事実が浮かび上がってきたのです。
トゲハムシ類にトゲのないやつがいると。新種を特定した研究者は名付けました。
それがトゲナシトゲトゲです。そうなるともうお察しのこととは思いますが、また新種が見つかるのです。
トゲナシトゲトゲの特徴をもったトゲのある種、それはもう今更変えることはできません。今までの命名法則に則って、トゲアリトゲナシトゲトゲと名付けられたのです。
無数に枝分かれした小さな虫たち、そのトゲを唯一の特徴として管理した結果が、この先も永遠に続く混乱を産みました。
姑息的な対応を繰り返さず、大局的な視点で見直すことも時には必要なのです。
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